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「浮くかを決めるのは 話した量じゃない」と大きく記した、Coeliaお役立ちブログの記事カード画像

会場のドアを開けたら、部屋の奥にもう輪ができていました。受付で名札を書いて、飲み物を1杯もらって、そこから壁ぎわで20分立っていました。話すことは行きの電車で3つ考えてきたのに、話しかけるタイミングだけが一度も来ませんでした。社会人3年目、会社の外の人と会って視野を広げようと思って動き始めた頃の僕です。

帰り道でずっと考えていたのは、今日の自分は浮いていたか、でした。誰かに言われたわけではありません。ただ、人見知りだと思われたくありませんでしたんです。上京してきて同期の輪には自然に入れたので、会社の外でも同じようにやれる側でいたかった。だから、うまくやれていない自分に自分で気づくのが、いちばん嫌でした。

こんにちは。Coelia代表の小幡十矛です。いまは東京で20代限定のイベントを主催している側で、ここに書くのは、当時の僕が浮かないためにやっていたことが、ほとんど的を外していたという話です。

Coelia代表・小幡十矛が、なぜCoeliaを作ったのかを書いています。なぜCoeliaを作ったのか

浮かないために直そうとしていたのは、自分の話し方でした

あの日の帰り道で決めたのは、次までに話し方を直すことでした。話題を増やします。相づちのバリエーションを増やします。笑うタイミングを外さない。初対面の会話パターンや定番フレーズを調べて、行きの電車で頭の中で何度も練習する。それを何回か続けた。

夕方の洗面所で、出かける前に鏡をのぞき込んで口元を動かしている若い人の様子を描いた挿絵

いま思うと、僕は浮くかどうかを、自分の中だけで起きていることだと思っていました。うまく話せる人になれば浮かびません。浮いたのは、まだそこまで届いていないから。だから直す先も自分の中にあると考えていて、これを疑ったことは一度もありませんでした。

この考え方は、ひとつだけ困ったことになります。その日の自分に点数をつけながら参加することになりますんです。何人と話せたか、会話が途切れた回数はどれくらいか、いま自分はどう見えているか。採点している時間のぶんだけ、目の前で起きていることを見ていません。だから毎回、帰り道に思い出せるのは自分の失敗だけだったのです。

浮いて見えていたのは、話した量ではなく手が空いていた20分でした

考えが変わったのは、ある回でたまたま受付を手伝った日です。名札用のペンを配って、来た人の名前を書いて、席の場所を伝えます。それだけの役目でした。

その日も緊張していました。話し方は何ひとつ変わっていません。それなのに、浮いているかを一度も考えませんでした。理由ははっきりしていて、考える時間がありませんでしたからです。手が動いているあいだ、自分がどう見えているかを採点する余裕はありません。

そこで気づきました。浮いて見えるのは、静かな人ではありません。その場でやることが割り当てられていない人です。静かでも名札を配っている人は、部屋のどこにいても不自然に見えません。逆に、何も持たずに立っている人は、よく喋っていても居場所が定まりません。分けていたのは口ではありません。手でした。

そして、手が空くのは性格の問題ではありません。はじめましてが同時に全員へ向くイベントの工夫が、最初の20分だけ全員を手ぶらにします。全員が同時に、最初のひと言を探す係になります。あの20分に立ち尽くしていたのは、僕が特別だったからではなく、その時間の設計が誰にも役目を渡していなかったからでした。

最初の20分にやることを、1つだけ決めてから行く

直す先が自分の話し方ではなくなると、行く前の準備がまるごと入れ替わります。覚えていくものが減って、決めていくものが1つだけ残ります。

夜の電車で、座席に座って正面を見る若い人の様子を描いた挿絵
行く前の考え方と具体的な行動の変化
当時やっていたこと変えてみたこと
話題を3つ用意して覚えていきます最初の20分にやることを1つ決めていく(配る・並べる・数える)
何人と話すかを決めていきます何も決めません。手が動いていれば、話す相手は勝手に隣に来ます
会話が途切れたら自分の責任だと考えます途切れたら物のほうへ戻る(コップを片づける、次の人を案内する)
着いたらまず全体を見て、入れそうな輪を探す着いたらまず運営に「何か手伝えることはありますか」と聞く

うまくいかなかったこともあります。役目を探しすぎて、途中から手伝いのほうが目的になってしまった回がありました。ずっと片づけていて、そのまま帰った日です。それ以来、引き受けるのは最初の20分ぶんだけと決めて、途中からは普通に座るようにしました。やることを持つのは会話を避けるためではなく、採点をやめるためです。

運営に一言聞くのが重いなら、勝手にできることでも足ります。飲み物を取りに行くついでに近くの人のぶんも聞く。空いた皿を端に寄せます。椅子が足りていない列に1脚足す。どれも許可は要りませんし、断られることもありません。当日いきなり聞くより先に済ませたいなら、申し込む前に運営へ送っておく5つの質問に、そのまま送れる文をまとめています。

手が空く時間の長さは、その会の人数と回し方でも変わります。人数感ごとに当日何が起きるかは、少人数の交流会だと全員と話せる理由のほうに書きました。回し方のほうは、申し込む前の案内文でも読めます。席が動くか、話題がテーブルに用意されているかで当日の黙る時間が変わるので、気まずさを生む4つの進行パターンも見ておくと、行く前に外せます。

次に行った場所では、最初の20分にやることが決まっていたので、浮いているかを考える時間そのものがありませんでした。話し方は相変わらずです。うまい返しもできていません。それでも、その日いちばんよく覚えているのは自分の失敗ではありません。名札を書きながら聞いた誰かの話です。馴染む方法を探しに行ったはずが、実際に手に入れたのは馴染めているかを自分に採点させない時間だったわけです。

これが僕ひとりの話かどうかを、調査で確かめた

ここからは裏づけです。クロス・マーケティング「人見知りに関する調査(2026年)」は、2026年2月28日から3月2日に、全国20〜69歳の男女1,100人へインターネットで聞いたものです。

人見知りに関する調査(2026年)の主な数字
項目結果
自分は人見知りだと思う62.8%(全体1,100人)
いちばん多かった答え自分では人見知りだと思うが、周囲からは言われない(40.3%)
人見知りだと感じる場面として挙がったもの大人数の集まりが苦手/1人の時間が好き/人前での自己紹介で緊張します

この調査で読める範囲には限りがあります。対象は20〜69歳の全体で、20代だけの内訳は公表されていません。40.3%が全体に対する割合か、自分は人見知りだと思う人の中での割合かも、公表ページには書かれていませんでした。ですから、20代がこうだという読み方はしません。

そのうえで、全体の傾向としてはっきりしていることが1つあります。いちばん多いのは、自分ではそう思っているのに、周りからは言われていない状態です。浮いていたかどうかの判定は、たいてい本人の中だけで行われています。周りが見ているのは、その人がその場で何をしているかのほうです。

Coeliaは、最初の20分を参加する人に任せません

Coeliaは東京で20代限定のイベントを開いている社会人コミュニティです。ひとり参加の人が多く、運営が常駐しているので、気になることはいつでも相談できます!

開始直後のテーブルで、参加者全員が手元の小さなカードに書き込んでいる様子を描いた挿絵

手が空く20分を作らないために、会のはじめに使う道具を用意しています。はじめましてカード(自己紹介カード)には、なまえ・年齢・しごと・出身のほかに、最近よかったもの・ちょっと得意なこと・相談に乗れることを書く欄があります。書く作業がある時間は、手ぶらの時間になりません。話題サイコロを振ればお題が出ますし、協力型ボードゲームのitoは、言葉で数字の大小を当て合うので、喋るのが得意な人が有利になりません。

進行の順番も、初参加の人が入りやすい形にしています。困ったときに主催や運営へその場で相談できることと、しつこい声かけや迷惑行為にはその場で対応することも、参加する人に任せていません。ダーツ、スポーツ、飲み会、もくもく会など、その日やることが最初から決まっている会も選べます!

Coeliaのイベント一覧は登録なしで見られます。開催予定の回を眺めて、最初の20分に何が起きる会なのかを確かめてみてください。

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よくある質問

人見知りでも社会人サークルの交流会は楽しめますか?

楽しめます。分かれ目は話す量ではなく、着いてから最初の20分にやることがあるかどうかです。飲み物を配る、名札を配る、椅子を並べるなど、会話の技術が要らない役目を1つ持つと、その時間に自分がどう見えているかを考えずに済みます!

一人参加で浮かないためには、何を準備すればよいですか?

話題を覚えていくより、最初の20分にやることを1つ決めていくほうが当日は楽になります。着いたら運営へ「何か手伝えることはありますか」と聞くか、飲み物を取りに行くついでに近くの人のぶんも聞く形でも足ります。許可は要りません。

会話が途切れたときはどうすればよいですか?

物のほうへ戻ります。コップを片づける、次に来た人を案内する、皿を端に寄せます。途切れた時間を自分の失敗として数えなくて済むので、次の会話が始まるまでの待ち時間が短くなります。

自分が浮いているかどうかは、周りからも分かるものですか?

クロス・マーケティング「人見知りに関する調査(2026年)」では、自分は人見知りだと思う人が全体1,100人のうち62.8%で、いちばん多かった答えは「自分では人見知りだと思うが、周囲からは言われない」でした。20代だけの内訳は公表されていないので年代別のことは言えませんが、自分の判定と周りの見え方が一致していない人が多いことが読み取れる結果です。

Coeliaのイベントは、ひとりで申し込んでも大丈夫ですか?

大丈夫です!ひとり参加の人が多く、運営が常駐しています。はじめましてカードや話題サイコロ、協力型ボードゲームのitoなど、会のはじめに手が空かないようにする道具もそろえた。気になることは申し込む前に公式LINEのトーク画面から聞けます。

まとめ

交流会やサークルで浮いて見えるかを分けているのは、話した量ではありません。最初の20分に、その場でやることを持っているかどうかです。準備するのは話題ではなく、やることを1つ。飲み物を配る、名札を配る、椅子を並べる、点数をつけます。会話の技術は要りません!

そして、手が空く20分を作っているのは参加する人の性格ではなく、その時間の進行のほうです。だから、行く前に見るのは自分の話し方ではなく、その会の最初の20分に何が起きるかになります。書いていなければ、申し込む前に主催へ一言聞けば分かります。

最初の20分にやることがある会から、一緒に始めてみましょう

やることを1つ決めておくのと同じで、最初の一歩も小さくて大丈夫です!公式LINEを追加すると、直近のイベント情報が届いて、当日の進行や持ち物はそのまま運営に聞けます。一緒に居心地の良いイベントを作りましょう!

Coelia公式LINEを追加して、当日の進行を聞いてみます

友だち追加のあとに届くイベント診断(全3問・目安30秒)に答えると、コエリアガチャのチケットを10枚受け取れます。イベント参加費の割引クーポンなどが当たります。 チケットの有効期限と使い方を見る

はじめましてが、久しぶりになるまで。

記事から、次の実践へ

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各カードの詳細ページで日時、場所、料金、必要な持ち物、当日の流れを確認し、そのイベントの予約ボタンから申し込めます。

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