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「場ではなく 回数の問題」と大きく記した、Coeliaお役立ちブログの記事カード画像

Coelia代表の小幡十矛です。社会人3年目のころ、会社の外の人と会いはじめた。会そのものは、たいてい楽しかったです。帰り道に思い出せるくらい面白い人にも会いました。

それでも半年たったころ、友達と呼べる相手は増えていませんでした。当時の僕が出した答えは「まだ合うコミュニティに出会っていない」です。だから次の週は、また別の会を探しました。この記事は、そのあいだ僕が何を取り違えていたのかの話です。

毎回ちがう会に行っていたのは、合うコミュニティを探していたから

当時のやり方は単純でした。週末が近づくと検索して、まだ行ったことのない会に申し込みます。行ってみて、楽しければ「いい会だった」、微妙なら次はちがうところにします。それを繰り返していました。

夜の通りで、店の扉の前に立ち止まって中をうかがう人の様子を描いた挿絵

自分では、きちんと動いているつもりでした。休みのたびにどこかへ出かけていて、初対面の人と話してもいます。動いていないのは自分ではなく、まだ当たっていないイベント側のほうだと思っていました。

人に言えなかったことが1つあります。行った会の数は言えるのに、誰の名前も出てこないことです。楽しかった話をしようとすると、その日の出来事までは話せて、相手が誰だったかで止まります。数だけは増えているのに中身が言えないのが、気まずかった。

いま振り返ると、この数え方はたぶん僕だけのものではありません。行った会の数は自分の努力で増やせて、しかも数えられます。関係が育っているかどうかは数えられません。数えられるほうを目標にするのは、まじめにやっている人ほど起きます。

原因はイベントとの相性ではなく、同じ人と会った回数でした

気づいたきっかけは、当時いちばん続いていた相手を思い出したことです。特別に話が合った人ではありませんでした。共通点は1つだけで、その人とは何回も会っていたことでした。同じ会に続けて出ていたので、勝手に何度も顔を合わせていたのです。

そこでやっと分かりました。毎回ちがう会に行くというのは、毎回はじめましてをやり直すということです。1回目は自己紹介と、名前を覚える時間に使われます。次に会えばその続きから始められるのに、僕はそのたびにその続きを捨てていました。

合うコミュニティを探していたつもりで、実際にやっていたのは1回目の在庫を増やすことでした。だから何十回出かけても、どの相手とも関係は最初のところで止まります。イベントが合わなかったのではなく、合っているかを判定できる回数まで行っていませんでした。

知り合いから友人になるまでに、40〜60時間かかります

これが僕だけの思い込みなら昔話で終わります。ところが、必要な時間を測った調査を見ると、僕の見積もりのほうがずれていました。

夜の同じテーブルを囲む4人のなかで、向かい合った2人が話している様子を描いた挿絵

米カンザス大学のHallが2019年にJournal of Social and Personal Relationshipsへ発表した調査です。2つの調査からなり、1つは引っ越したばかりの成人355人、もう1つは大学1年生112人へ、新しく知り合った相手と過ごした時間を9週間で3回たずねたものです。

知り合いから友人になるまでの時間(Hall・2019年)
関係一緒に過ごした時間の目安1回2時間の会なら
カジュアルな友人約40〜60時間同じ相手と20〜30回
友人約80〜100時間同じ相手と40〜50回
親しい友人200時間以上同じ相手と100回以上

右の列は、時間の目安を1回2時間で単純に割った数字です。調査が出した値ではありません。それでも、1回や2回で友達になれないのは普通のことだと分かります。会が微妙だったのではなく、判定するには早すぎました。

断っておくと、この調査は米国で行われたもので、対象は引っ越した成人と大学1年生です。日本の20代が交流会で会った相手について測ったものではありません。数字はそのまま当てはめず、回数が積み上がらないと関係は動かないという向きとして読むのが正確です。それでも、1回で決めようとするのが無理だという裏づけには足ります。

やめた1つと、代わりに決めた3つ

変えたのは、探す量ではありません。順番のほうです。新しい会を探すのをやめて、同じイベントにもう1回行くのを先に決めるようにしました。

参加先を転々としていた頃と、同じイベントに戻るようにしたあとの違い
場面参加先を転々としていた頃同じイベントに戻るようにしたあと
帰り道に決めること次はどこの会にするかこのイベントの次回開催はいつか
その日の数え方行った会が何か所になったか2回目に会えた人が何人いるか
楽しくなかった回合わない場所だと判断します2回目までは判断を待ちます
初対面でやることできるだけ多くの人と話すまた会いそうな人を覚えます
  1. 申し込むときに、次の回もいっしょに見る:同じイベントが来月も開くかを、申し込む前に見ておきます。1回で終わる会ばかり選んでいると、2回目が構造として作れません。開催の頻度をふくめた見方は東京の20代向け社会人サークルの選び方7基準にまとめています。
  2. 楽しくなかった回も、2回目までは判定を待つ:1回目は自己紹介に時間が使われるので、その場の本当の雰囲気はまだ出ていません。2回目に行って同じだったら、そこで外します。
  3. 全員と話すのをやめて、また会いそうな人を覚える:覚える相手は1人か2人で足ります。次に行ったときに「また来たんですね」と言える相手がいるだけで、その日の1回目が省けます。

やめたのは、新しい会を探し続けることです。探すのが楽しいぶん、やめるのがいちばん難しかったです。

顔なじみができる場所を探しに行ったのに、手に入ったのは同じ場所を開き続けるという答えでした

最初に探していたのは、会社の外で会える人でした。それを友達と呼べる相手を増やすことに、目的を固定していました。実際に手に入ったのは、2回目も参加しやすいイベントはどう作れるかという問いのほうです。フリーランスになってから、同世代と本音を話せるコミュニティが見当たらなかった違和感が重なり、Coeliaを始めたときの設計は、ここから決まりました。創業までの時系列と取り違えた目的の話はなぜCoeliaを作ったのかに書いています。

夜の通りから見た小さな店の窓に灯りがつき、内側に人の気配がある様子を描いた挿絵

東京で続けてイベントを開いているのは、接触の回数を作るためです。ダーツ、スポーツ、食事、季節の企画、もくもく会と種類は分かれていても、同じジャンルを続けて開くようにしています。1回で完結する会ばかりだと、参加した人が2回目を作れません。

運営が全部の回に入って橋渡しをするのも、同じ理由です。初対面どうしを毎回ゼロから任せると、その日の会話は成立しても次につながりません。前に来た人と今回来た人をつなぐのは、参加した側の工夫ではなく運営の仕事だと考えています。

20代限定にしているのも、話が続きやすい相手と何度も会えるようにするためです。1回だけなら年齢はあまり関係ありませんが、何度も会う前提だと、近い時期に同じことで迷っている相手のほうが続く。

それでも顔なじみができないときに見直すこと

  • 次の回が3か月先になっている:間隔が空きすぎると、2回目でもう一度はじめましてに戻ります。2〜4週間先に次回の開催があるイベントを選びます。
  • 毎回ちがうジャンルを選んでいる:同じ主催でも、参加する人はジャンルごとに変わります。顔を覚えたいうちは、1つのジャンルに絞ります。
  • 2回目に行っても誰にも話しかけていない:2回目の強みは、話しかける口実がすでにあることです。「前回もいましたよね」の一言で足ります。別れぎわの進め方は連絡先の交換を急がなくていい理由にあります。
  • 1回目で全員と話そうとしている:全員と話した日ほど、覚えている人は少なくなります。人数を減らして、名前と話した内容を1つずつ持ち帰ります。
  • 帰り道に自分の発言を採点している:会のあのあとの反省が重いと、次の回が遠くなります。切り上げ方は帰り道のひとり反省会は、答え合わせの相手がいないだけに書いています。

目的に合う次のページ

交流会で友達ができないと感じるとき、先に押さえる3点

「交流会 友達 できない」「社会人サークル 友達 できない」で検索してきた場合、止まるのは場の相性より、毎回ちがう会へ行っていることが多いです。ここまで読む前に、見方の型だけ先にまとめます。

  • 重い理由:1回の会で同じ相手と一緒にいられるのは長くても2〜3時間。毎回新しい会だと毎回はじめましてから始まる
  • 置き換え:回数より、同じ相手と会った回数。2回目から顔なじみが増える
  • 具体案:気になった場を1つ選び、2回目の日だけカレンダーに入れる(登録不要)

連絡先を急がなくていい理由は連絡先の交換を急がなくていい理由にまとめています。

よくある質問

交流会に何回行けば友達ができますか?

回数より、同じ相手と何回会えたかで決まります。Hall(2019年)の調査では、知り合いからカジュアルな友人になるまでに約40〜60時間かかった。1回2時間の会なら同じ相手と20〜30回に相当します。ちがう会へ10回行くより、同じ場へ3回行くほうが先へ進みます。

1回参加して馴染めなかった場は、合っていないということですか?

1回では判断できません。1回目は自己紹介と名前を覚える時間に使われるため、その場の雰囲気がまだ出ていないからです。2回目に行くと、前回いた人がいる状態から始まります。2回目も同じように感じたときに外すと、判断を間違えにくくなります。

2回目に参加するとき、気まずくならないか心配です。

2回目は1回目より話しかける口実があります。「前回もいましたよね」と言える相手がいるためです。Coeliaでは運営が全部の回に入って、前に来た人と今回来た人をつないでいます。困ったときはその場で運営へ相談できます。

Coeliaのイベントにはどんな人が来ていますか?

20代限定で、東京在住か通勤圏の人が中心です。男女比は女性48.6%・男性51.4%でほぼ1:1です(2026年9月1日時点・出典はCoelia公式LINEの登録データ)。公式LINEの友だち追加が375名(2026年9月1日時点。出典:Coelia公式LINE登録データ)。ひとり参加を歓迎していて、ひとりで申し込む人の割合が高い場です。

2回目に行けるコミュニティを、1つだけ決めてみる

合うコミュニティを探し続けるより、2回目以降も通いやすいイベントを1つ決めるほうが関係が深まりやすいです。Coeliaの公式LINEでは、東京の20代が集まる会をジャンル別に案内しています。同じジャンルに何度か顔を出しながら、一緒に楽しみましょう!

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友だち追加のあとに届くイベント診断(全3問・目安30秒)に答えると、コエリアガチャのチケットを10枚受け取れます。イベント参加費の割引クーポンなどが当たります。 チケットの有効期限と使い方を見る

どのジャンルに絞るかを、自分の場合で決めたい方へ

仕事や活動の広げ方まで含めて整理したい方は、代表の小幡十矛と1:1で話せます。いま通っているコミュニティ、続けたい相手、次に参加する予定を一緒に言葉にしましょう。

小幡十矛と話して、絞るジャンルを決めます

はじめましてが、久しぶりになるまで。

記事から、次の実践へ

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