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紅葉にひとりで行くと、風景の写真しか残りません

11月の週末、神宮外苑のいちょう並木を歩いて帰ると、スマホのアルバムには並木の写真だけが残っています。景色はきれいで、色も鮮やかで、誰かに見せるには十分です。ただ、自分が写っている写真が1枚もない。行く気はあったのに、帰ってから見返すと「行った」という記録が薄い。

Coelia代表・小幡十矛が、なぜCoeliaを作ったのかを書いています。なぜCoeliaを作ったのか

紅葉に行くのに、帰ってきて見返すのはいつも並木だけ

24歳、社会人2年目。上京してから紅葉は毎年見に行っています。場所は東京の紅葉名所の記事で調べ、時期は見頃の目安を見て決めます。ここまでは毎年同じです。

秋の休日、スマホで並木の写真を撮りながら、自分の姿が写っていないアルバム画面を見つめる若い人の様子を描いた挿絵

違いが出るのは、現地に着いてからです。並木を歩きながら何度もシャッターを切ります。黄色い葉のトンネル、地面に落ちた葉、空に抜けた光。どれもきれいです。帰りの電車でアルバムを開くと、画面いっぱいに並木だけが並んでいる。自分が写っている写真はありません。

三脚を持っていけば自分も写せます。ただ、並木の混雑した日に三脚を広げるのは現実的ではありません。通行の邪魔になりますし、周りの目も気になります。結局、撮ってもらう相手がいないと、自分の写真は残らない。これは撮影の腕の問題ではなく、配置の問題です。

初対面で黙るのは、話題がないからではない

紅葉の話題で止まる人は、秋が嫌いなわけではありません。名所は知っていますし、見頃の時期も押さえています。止まるのは別のところで、初対面の相手と並んで歩いたとき、何を話せばいいか分からないからです。

景色を見ながら歩く時間は、実は会話が起きにくい配置です。前を向いて歩き、ときどき空や木を見上げ、また前を向く。隣の人と目が合うのは一瞬だけです。話題を探そうとしても、その場での役割がないので、口を開く理由が見つかりません。

これは社交性の問題ではありません。同伴者が決まるまで日付を動かさない順番で止まる人とは別の層です。行くこと自体は決めている。現地に着いてから、初対面の相手と何をするかが決まっていないだけです。

撮る人と撮られる人が交代するイベントでは、口実が先に配られる

同じ人が、撮り合う前提の撮影会に入ると、動き方が変わります。並木を歩きながら、「次、ここで撮りましょう」と声をかけ合う。撮る側に回ったときは相手のポーズを見る。撮られる側に回ったときは立ち位置を少しずらす。会話のきっかけは、景色の感想ではなく、撮影のやり取りから入ります。写真に映る顔まわりの色選びはニュアンスカラーメイクの選び方の手順がそのまま使えます。

いちょう並木の下で、スマホを向け合って撮り合う2人の後ろ姿を描いた挿絵

花火大会で人と話すのは打ち上げのあとだ、という話は花火・同伴者の記事で別の角度から書いています。紅葉の場合は時間の配置ではなく、役割の配布が先に決まっているかどうかで分かれます。撮る・撮られるが交代するなら、歩きながらでも口を開く理由は最初からあります。

ひとりで紅葉を見に行ったときと、撮り合うコミュニティに参加したときで残るものの違い
観点ひとりで行ったとき撮り合うコミュニティに参加したとき
アルバムに残るもの並木・空・地面の写真が中心自分が写った写真が数枚残る
歩きながらの会話口を開く理由を自分で探す撮る・撮られるのやり取りが口実になる
初対面の相手その場で出会わないその日の集まりに来た20代と交代で撮り合う
帰りの記憶「きれいだった」で終わりやすい「あの人に撮ってもらった」が残る

表の要点は、景色のきれいさではなく自分が写った記録と、歩きながらの口実の2つが変わることです。撮影が上手いかどうかは関係ありません。撮る相手がいるかどうかが先に決まっているかが分かれ目です。

11月23日、神宮外苑いちょう並木で撮り合う回があります

神宮外苑のいちょう並木は、例年11月中旬から12月上旬が見頃です(年によって前後します。各施設の公式発表を出かける前に確認してください)。11月23日(月・祝)には、Coeliaが20代向けにいちょう並木を歩きながら撮り合う回を開きます。

進行は、並木を歩きながら撮る人と撮られる人が交代で回り、そのあとカフェへ移動します。スマホで参加する人が前提の回です。一眼レフやミラーレスを持ち込んでも問題ありません。参加費や当日の流れはイベントごとに決まるので、11/23 神宮外苑いちょう並木さんぽの詳細ページで確認してください。予約しなくても、その場で読めます。

撮られる順番が回ってきたときに断っても、進行はそのまま続きます。撮る側だけで過ごす人もいます。ひとり参加で来る人も、友達と2人で来る人もいます。輪に入れないまま終わる形にはしていません。

紅葉をひとりで撮りに行く前に、先に押さえる3点

「紅葉 写真 ひとり」「紅葉 ひとり 写真」で検索してきた場合、止まるのは撮影の上手さより、帰ってから見返すのは並木だけになることです。ここまで読む前に、見方の型だけ先にまとめます。

  • 重い理由:ひとりで歩くと撮る側に固定され、自分が写った記録が残らない
  • 置き換え:機材より、撮る人と撮られる人が交代する場か
  • 具体案:気になる回の告知文で「当日の流れ」だけ1つ見る(登録不要)

見頃の目安は東京の紅葉はいつから見られる?にまとめています。

よくある質問

紅葉の撮影はスマホでも大丈夫ですか。

11月23日の神宮外苑いちょう並木さんぽは、スマホで参加する人が前提の回です。一眼レフやミラーレスの持ち込みも問題ありません。機材の指定はしていないので、手ぶらに近い形で来られます。

写真を撮られるのが苦手でも参加できますか。

参加できます。撮る側だけで過ごす人もいました。撮られる順番が回ってきたときに断っても、進行はそのまま続きます。

紅葉のイベントにひとりで申し込んでも浮きませんか。

Coeliaのイベントはひとり参加を歓迎していて、11月23日の回も初対面同士で始まります。友達と2人で来る人もいますが、ひとりで来た人が輪に入れないまま終わる形にはしていません。

撮った写真はSNSに載せてもいいですか。

自分が写っている写真は自由に使えます。他の参加者が写っている写真をSNSへ載せるときは、その場で本人に確認してください。当日も運営から同じ案内をします。

雨が降ったら紅葉さんぽはどうなりますか。

天候による対応はイベントによって変わります。11月23日の判断基準と連絡方法は詳細ページに書いてあるので、申し込み前に確認してください。

紅葉が散っていたら中止ですか。

色づきの状況で中止にはしません。神宮外苑のいちょう並木は例年11月中旬から12月上旬が見頃で、11月23日はその期間に入ります。散り始めの並木も、それはそれで悪くありません。

まとめ

紅葉に行っても自分が写った写真が残らないのは、撮影の腕ではなく、撮ってもらう相手がいないからです。初対面で黙ってしまうのも、話すことがないからではなく、その場での役割がないからです。

撮る人と撮られる人が交代するイベントなら、歩きながらでも口を開く理由は最初から配られます。11月23日(月・祝)の神宮外苑いちょう並木さんぽは、その配置を先に決めた回です。詳細は予約しなくてもイベントページで確認できます。

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