もくもく会の申し込みボタンの前で、いちばん止まりやすいのは「当日、何を持っていけばいいのか」です。案内には作業内容は自由と書いてあります。自由なのはありがたいのに、自由なぶんだけ持ち物も過ごし方も自分で決めることになります。
Coelia代表・小幡十矛が、なぜCoeliaを作ったのかを書いています。なぜCoeliaを作ったのか
作業内容が自由な会ほど、当日の持ち物は決めにくい
交流会や飲み会は、話す相手も話題のきっかけも、その場の進行が用意します。もくもく会はそこが逆で、集まる目的がそれぞれの作業なので、何を持ってきて何を進めるかを参加する側が持ち込みます。
ここがもくもく会のいちばん良いところで、同時に初参加のときだけ少し重く感じるところです。準備が重くなるのは荷物の量ではなく、決めることの数が多いからです。だから決めることを3つに固定してしまえば、あとは当日の案内にしたがうだけで成り立ちます。仕事終わりに寄るなら、荷物は通勤カバンに入る範囲へ絞ります。
持ち物は3つの箱で決まります
持っていくものを3つの箱に分けます。特別な準備は要らず、家にあるものでそろいます。
| 箱 | 中身の例 | 当日これがあると |
|---|---|---|
| ① 作業道具 | ノートパソコン、タブレット、資格のテキスト、読みかけの本、ノートとペン | 席に着いたら最初に開く道具が決まります |
| ② 電源と音まわり | 充電ケーブル、モバイルバッテリー、イヤホン | 充電切れや周りの音に備えられます |
| ③ 今日やること1つ | 2時間で終わるサイズの作業を1つだけ、スマホのメモに書いて持っていきます | 開始直後に何をするかで迷いません |
表の要点:作業道具は最初に開く道具、電源と音まわりは充電切れと周りの音への備え、今日やること1つは荷物ではなく事前に決めておく1行です。
電源と音まわりのイヤホンは、音を聴く以外にも使われます。集中したいときは着けておくと、周りから声をかけにくくなることもあります。
当日を決めるのは荷物ではなく、決めていく1行のほうです
持ち物を検索して来た人に、いちばん伝えたいのはここです。作業道具と電源まわりが足りなくて困ることは、ほとんどありません。忘れても近くの店で買えますし、そもそも家にあります。
当日の2時間を分けるのは、今日やること1つを具体的に書いてきたかどうかです。「勉強する」で来ると、席に着いてから何をするか考える時間が始まります。10分考えて、スマホを見て、気づけば前半が終わっています。
粒度をここまで下げます。「勉強する」ではありませんテキストの第3章を1周します。「ポートフォリオを作る」ではなくトップページの文章だけ書く。ここまで下げておくと、席に着いて最初に開くものが決まるはずです。
申し込む前に確かめておきたいことがあれば、運営に聞くのが早い。何を聞いておくと当日の動きが決まるかは交流会に行く前に運営へ聞いておくこと|当日の動きが決まる5つの質問にまとめてあります。仕事終わりの2時間をどこに置くかという話そのものは平日夜の過ごし方|仕事終わりの2時間を3つの箱に分けますで整理しています。
席に着いてから決められなかった回
こんにちは。Coelia代表の小幡十矛です。ゆるゆるもくもく会を主催して、2回目以降も来てくれる人の席を何度も見てきました。自分もその場で作業するので、持ち物の話は現場の話です。
主催側として見ていると、大きい名前のまま来た人ほど、席に着いてから何をするか考える時間が長い。道具を増やしても、始める時間はあまり増えません。事前に2時間で終わるサイズまで下げた1行を書いて来る人のほうが、開始直後に手が動く。
2時間は5つの場面に分かれます
進行は会ごとに違う。ここでは2時間の回を5場面に分けた見取り図として置く。細かい順番は当日の案内で確認してください。
| 場面 | やること | 話すなら |
|---|---|---|
| 開始前(到着から開始まで) | 席を決めて道具を出す。はじめましてカードなど、自己紹介の時間がある回もある | いちばん声をかけやすい時間 |
| 前半(作業の入り) | 持ってきた「今日やること1つ」に取りかかります | 作業中なので、声かけは控えめに |
| 区切り(手を止める時間) | 飲みものを頼む、伸びをする、進み具合を見直す | 手を止めた人へ声をかける候補の時間 |
| 後半(作業の続き) | 前半の続き、または区切りで決め直した作業 | 気になった人には区切りのうちに声をかけておきます |
| 終わり(片づけまで) | 進んだことと、次にやることを一言で確かめます | また来る、と伝える候補の場面 |
表の要点:この見取り図どおりに進む回もあれば、区切りの置き方が違う回もあります。目安として、作業は前半と後半、会話は開始前・区切り・終わりへ寄せます。黙っている時間が長くても問題ありません。
Coeliaのゆるゆるもくもく会は渋谷で20:00〜22:00の2時間回。この記事の5場面は、その時間帯を例にしています。
思ったより進まなかった日も、持ち帰るものがあります
2時間まるごと集中できる日ばかりではありません。前半で調べものに寄り道して終わる日もあります。このとき見るのは気合いではなく、次の2つです。
- 作業のサイズが大きすぎた:2時間で終わらない粒度のまま持ってきた
- とっかかりが決まっていませんでした:最初の5分に何をするかを決めていなかった
どちらもその場で割り直せます。「アプリを作る」を「画面のラフを1枚描く」へ、「英語をやる」を「単語を50個だけ回す」へ。サイズを下げるのは妥協ではなく、終わりを見えるところに置く作業です。
そして、進まなかった日ほど次にやることを1行書いてから終えます。家で「やらなきゃ」のまま置いていた作業が、次に試す一歩へ変わります。
家だと始める時刻が決まらない人には、始まりと終わりが外から決まっている場という使い方もあります。2時間の回は自分で「あと30分だけ」と延ばせません。予約を入れたジムと同じで、作業する時間を先に予定へ置けるでしょう。
逆に、持ってきた1つが前半で終わる日もあります。そのときは次の作業を無理に足さず、区切りで手を止めて周りを見てみてください。同じ時間に同じ場所で手を動かしている人が何を進めているかは、次に自分が持ってくる1行のヒントになります。
話しかけるのは、作業の外側でいい
外したい思い込みが1つあります。せっかく来たのだから話さないと、というものです。作業する会なので、前半と後半は黙っていて大丈夫です。話す時間は、回によって区切りや終わりに置かれることもあります。
そのうえで、区切りや終わりに使う一言を1つ持っておくと、当日その場で考えずに済むでしょう。
- 今日は何を進めてるんですか
- それ、何のアプリですか
- 集中できました
- また来ますね
どれも相手の作業から入るので、初対面でも手元にあるものを話題にできます。会話が続く形そのものは交流会で会話が自然に続くコツ|20代向け話題と聞き方にまとめていて、聞き方の型はそのまま使えます。
Coeliaのゆるゆるもくもく会は、こんな場です
Coeliaは東京で20代限定のイベントを続けて開いているコミュニティで、ゆるゆるもくもく会はそのうちの作業会です。業種は問いません。エンジニア・クリエイターの作業も、資格の勉強も、副業も、読みかけの本も、同じ場に並びます。
- 会場:渋谷(詳細は申し込み後に案内します)
- 時間:20:00〜22:00(渋谷。各回の詳細は開催ページに明記)
- 参加費:開催回のイベントページに明記(飲食代が別にかかる回もあります)
- 対象:20代限定・業種不問。ひとり参加を歓迎しています
運営スタッフが常駐しているので、輪に入りづらいときも、気になる言動があったときも、その場で相談できます。しつこい声かけや迷惑行為には運営が対応します。2時間ずっと自分の作業に向かっていても、聞き役のまま過ごしても大丈夫です。話しやすくする道具として、はじめましてカード、話題サイコロ、言葉で数字をつなぐ協力ゲームのitoも置いています。主催もフル参加して一緒に作業しています。
来てくれる人は、お客様ではなく一緒に場を創る仲間です。作業を持ち寄る、初参加の人へ流れを伝える、次にやりたいテーマを言ってみます。開催している回はゆるゆるもくもく会の一覧かイベント一覧で見られます。何度か参加して自分でも開いてみたくなったときはもくもく会の主催方法|20代向け運営7ステップが主催する側の手順をまとめています。
もくもく会の初参加で持ち物を調べるとき、先に押さえる3点
「もくもく会 初参加 持ち物」「もくもく会 何をする」で検索してきた場合、止まるのは道具の不足より、席に着いてから何をするか決め始めることです。ここまで読む前に、見方の型だけ先にまとめます。
- 重い理由:会ごとに持ち物リストを調べ、当日になってから作業内容を考える
- 置き換え:道具3箱より、事前に決めていく「今日やること1行」
- 具体案:気になる回の告知で「持ち物の指定」と「当日の流れ」だけ1つ見る(登録不要)
主催する側の手順はもくもく会の主催方法|20代向け運営7ステップにまとめています。
よくある質問
もくもく会に初めて参加するとき、何を持っていけばいいですか?
作業道具、電源と音まわり、今日やること1つの3つで足ります。作業道具はノートパソコン・タブレット・テキスト・ノートとペンなど、その日に手を動かすもの。電源と音まわりは充電ケーブル・モバイルバッテリー・イヤホン。今日やることは「テキストの第3章を1周する」くらいの粒度まで下げて、事前にメモへ書いておくと当日すぐ始められます。
持ち物より大事なことはありますか?
事前に決めていく「今日やること1つ」です。道具は忘れても近くで買えますが、やることが決まっていないと、席に着いてから何をするか考える時間が始まります。2時間で終わるサイズまで具体的に下げておくと、最初に開くものが決まります。
パソコンでの作業以外でも、もくもく会に参加できますか?
できます。Coeliaのゆるゆるもくもく会は20代限定・業種不問の作業会です。資格の勉強、読書、手帳の整理、企画を考える時間など、手を動かす内容であればそれぞれの作業を持ち寄れます。持ち物で迷ったときは、申し込み前にCoelia公式LINEで聞けます。
もくもく会では、どのタイミングで話しかけていいですか?
開始前・区切り・終わりの3つから選びます。作業に集中する前半と後半は黙っていて大丈夫で、話す時間は場のほうが用意する形です。声をかけるときは「今日は何を進めてるんですか」のように相手の作業から入ると、初対面でも手元にあるものを話題にできます。
Coeliaのゆるゆるもくもく会の参加費・会場・時間を教えてください。
参加費・時間・詳しい会場は、開催回のイベントページに明記しています。飲食代が別にかかる回もあります。この記事では2時間の回を例にしています。20代限定・業種不問で、ひとり参加も歓迎です。運営スタッフが常駐し、輪に入りづらいときや気になる言動があったときはその場で相談できます。
まとめ
もくもく会の初参加で持っていくのは、作業道具・電源と音まわり・今日やること1つの3つ。持っていくものより、決めていく1行のほうが当日を決めます。次に行くなら、道具より先にメモへ1行書いてから申し込みます。




