夏祭りにひとりで行くと、屋台を一周したところで手が止まります。写真を1枚撮って、あとは人の流れに押されながら出口へ向かいます。行く前に思い描いていた時間と、実際に過ごせた時間が合いません。ここで止まったことがあるなら、原因は性格ではありません。
Coelia代表・小幡十矛が、なぜCoeliaを作ったのかを書いています。なぜCoeliaを作ったのか
ひとりで祭りに行くと、一周したところで手が止まります
祭りは、行けば楽しい場所として案内されます。屋台があって、音があって、人がいます。条件はそろっているのに、ひとりで立っていると次に何をすればいいのか分からない時間が続く。
このとき起きているのは、寂しさではありません。手が空いていることです。食べ物を買えば片手がふさがり、一周すれば見るものが減ります。そこから先は、帰る理由を探す時間になります。
これは、ひとりで来た人だけに起きるものではありません。友人同士でも、会話が途切れて次の行き先が決まっていなければ、同じところで手が止まります。違うのは、その間を埋める相手がすぐ隣にいるかどうかです。
会話のきっかけを足しても、時間そのものは埋まりません
ここで先に足したくなるのは、話しやすくする側の工夫です。自己紹介の時間を取る、話題のきっかけを配る、名前で呼び合えるようにします。始まりの空気は、それで確かに軽くなります。
ただ、軽くなるのは入口だけです。列に並ぶ、買う、食べます。その合間に来る沈黙を埋める材料は、自己紹介では作れません。会話のきっかけと、続く時間は別のものだからです。
順番で書くと、こうなります。「話せないから帰る」のではなく、やることが無いから話すことも無くなります。ここを取り違えると、打ち手が会話の練習のほうへ寄っていきます。
歩く順番を先に決めると、沈黙が問題でなくなります
決めておくのは、行く前の5分で足りる分量です。まわる屋台を2〜3つ選び、最後に座って食べる場所まで置いておきます。それだけで、残りの時間に予定が入ります。
効くのは話題ではなく、決まっている段取りのほうです。次の行き先があると、移動のあいだの沈黙が気まずい間ではなく、移動している時間に変わります。何を話すか考えなくても、目の前に次の用事がある状態です。
買い方も変わります。ひとりだと1つ買って終わりますが、誰かと行くなら分ける前提で選べます。3人で3つ買って交換すれば、味の感想がそのまま次の話題になります。
| 場面 | 順番を決めていません | 屋台を先に2〜3つ決めた |
|---|---|---|
| 着いてすぎます | まず一周して全体の様子を確かめます | 目当てが決まっているので、そのまま歩き出せます |
| 移動のあいだ | 沈黙が気まずい間になります | 次の行き先があるので、黙っていても進みます |
| 買うとき | 自分のぶんを1つ買って終わります | 分ける前提で選び、感想がそのまま話題になります |
| 一周したあと | やることが尽きて、帰る理由を探す | 座って食べる場所が残っています |
表の要点:変えるのは会話の量ではなく、当日の時間に予定が入っているかどうかです。
ひとりで行くのをやめる必要はありません
手持ちぶさたになったとき、原因を自分の性格に置くと打つ手がなくなります。足りていないのは性格ではありません。その日の段取りです。
これは祭りだけの話ではありません。やることが決まっている集まりのほうが初対面でも過ごしやすいのは、同じ理由です。何をするかが決まっていれば、話すことは後から出てきます。逆に、目的が交流だけのイベントはいちばん難しくなります。
9月22日の夕方、上野の夏祭りへ一緒に行く回があります
Coeliaは東京で20代限定のイベントを開いていて、季節の回もそのひとつです。9月22日(火・祝)の夕方は、上野恩賜公園の噴水広場で開かれますゾク夏祭りへ、20代ののみんなで一緒に行く。お祭り自体はCoeliaの主催ではありません。入場無料の公開イベントへ、一緒に行く仲間を集める企画です。
屋台のごはんは、分けあうとちょうどいい量です。この記事で書いた「分ける前提で選ぶ」は、そのまま当日できます。行きたい屋台を1つ思い浮かべておけば、当日はそのまま言葉にするだけです。ひとり参加は歓迎で、集合場所と当日の流れは予約したあとに案内があります。
日時・集合場所・参加費・当日の注意は、上のカードから開ける詳細ページに載せています。
よくある質問
夏祭りにひとりで行くのは変ですか?
変ではありません。気になるのは人目でなく、一周し終えたあとにやることが無くなる時間です。行く前にまわる屋台を2〜3つ決めておくと、その時間が短くなります。
9月22日の回は、Coeliaがお祭りを開いているのですか?
いいえ。ゾク夏祭りは上野恩賜公園の噴水広場で開かれる公開イベントで、Coeliiaの主催ではありません。このイベントは、そのお祭りへ20代のみんなで一緒に行く企画です。
ホラーや怪談が苦手でも参加できますか?
大丈夫です。お祭りにはホラー・怪談をテーマにした演出がありますが、屋台・フード中心にまわるだけでも十分楽しめます。苦手な方は無理に見に行かない進行にして、別ルートでまわるときは運営が一緒に動く。
途中から参加したり、先に帰ったりできますか?
できます。公園を歩いてまわる企画なので、時間の途中で合流したり、先に帰ったりしても大丈夫です。当日、運営にひとこと伝えてください。
知り合いがいない状態で参加しても大丈夫ですか?
大丈夫です。20代限定で、初参加やひとり参加の方も来ます。運営も参加するので、気になることはその場で聞けます。
お祭りが中止・内容変更になったらどうなりますか?
主催者の発表にあわせて、予約後に案内するLINEで連絡します。判断の時期は主催者側の発表によるので、詳細ページと当日までの案内を確認してください。
まとめ
夏祭りでひとりが手持ちぶさたになるのは、性格でも人数でもありません。やることが決まっていない時間が長いからです。足すべきは、その日の段取りです。会話のきっかけではありません。まわる屋台を2〜3つ決めて、分ける前提で選びます。祭りは、行く前に歩く順番を決めた人から楽しくなります




