Coelia代表の小幡十矛です。社会人1〜2年目のころ、金曜のオフィスが少し居心地悪い時期がありました。同期の横で、自分の土曜が洗濯だけだと気づくからです。
Coelia代表・小幡十矛が、なぜCoeliaを作ったのかを書いています。なぜCoeliaを作ったのか
「明日、友達と出かけるんです」と笑っている横で、予定表を開くと土曜は洗濯、日曜は買い出しだけ。土曜の欄が白すぎて、カレンダーが北極でした。冷蔵庫の中だけは、現実的に寂しかった。この記事は、その週末の空白の正体と、あとになって気づいた見落としの話です。
金曜のオフィスで、同期の予定を聞いて、自分の土曜が洗濯だけだと気づいました
当時、平日はそれなりに忙しくしていました。仕事があって、同期がいて、1日の中に人と話す時間は十分ありましたのです。足りないと感じたのは、その先でした。金曜の夕方、デスク横で同期がスマホを見ながら言います。「明日、友達と渋谷行くんです」
自分の予定表を開くと、土曜は洗濯、日曜はコンビニに行くだけ。予定というより、生活の在庫管理でした。帰りの電車では、窓に映る自分だけが、街の明るさから少し浮いて見えた。イヤホンの曲だけがやたら元気で、今そのテンションは無理、と心の中でツッコんです。
焦っていたのは、予定が無いことそのものより、平日は人と話しているのに、週末だけ取り残されている感覚でした。東京にいるのに、休日だけ地元より静か、という違和感。
空白のせいにしていたのは、会話力のほうでした
そのころ考えていたのは、もっと明るく話せれば、週末も埋まるはずということでした。交流会の前に話題を3つメモします。自己紹介のネタを増やします。帰り道で振り返ると、話題メモは、冷蔵庫の在庫表みたいに未使用のまま残りました。使う前に、その場が終わっていました。
初対面の会に行っても、話せた日は帰り道に「今度こそ次も行こう」と思う。次の週には、また会社と家の往復に戻っていました。増えていたのは、使わない連絡先だけ。会話力が足りないのでは、と何度も結論づけた。
ミッドポイント。足りなかったのは、会話力ではなく再会の条件だった
社会人3年目、仕事にも東京の暮らしにも慣れてきた頃、ふと思い出しました。地元の友達と、友達になろうとして会った日が1日も無かったこと。席が近かった。帰り道が途中まで一緒でした。そのうち名前で呼ぶようになっていました。
つまり、こういうことでした。学校時代の友達は、会話力で作ったというより、同じ人と何度も会う条件が先にありましたのです。上京して消えたのは、明るさではなく、その条件のほうでした。週末の空白は、性格の欠点ではなく、まだ戻れる居場所を持っていないサインでした。休み方のパターンを先に決める手順はMBTI別・週末の充電のしかたにまとめています。
仕組みの詳しい話は、別の記事に書きました(友達の作り方がわからないのは、一度も使ったことがないからでした)。ここで大事なのは、自分を変える前に、同じ人と何度か会える場所を1つ持てばいいという順番です。
やめたのは、初対面で完璧に話そうとすることでした
気づいたあとにやめたのは、話題を増やす練習でした。かわりに、同じ運営が続けて開いている会を1つだけ選んで、続けて行くことにしました。
| 見ていたもの | 空白を感じていた頃 | 変えたあと |
|---|---|---|
| 週末の数え方 | 何人と初めましてできたか | 前回も来ていた人が今回もいたか |
| 会を選ぶ基準 | その日話せそうか | 同じ運営が、次の回も開いているか |
| 予定表の見方 | 空白=自分のせい | 空白=場所をまだ持っていません |
| 帰り道の気分 | また来週も洗濯だけ | また次の回があります |
最初の1回は、正直あまり変わりませんでした。初めましての人ばかりで、端のほうにいる時間もありました。変わったのは2回目です。前回いた人が、今回もいました。「あ、また来てくれたんですね」と向こうから声をかけてもらえた。予定表に、洗濯以外の行が1つ増えた。
欲しかったのは明るさ。手に入ったのは、来週も同じ場所がある安心だった
最初にやりたかったのは、もっと明るく振る舞えるようになることでした。実際に変わったのは、来週も同じ場所がありますという安心です。同期に「週末どうしてた?」と聞かれても、予定が1つありますと普通に答えられるようになりました。
いまも初対面の自己紹介は相変わらず苦手です。ただ、土曜の予定表だけが北極、という状態は続いていません。空白は性格の欠点ではなく、まだ戻れる居場所を持っていないサインでした、と知ったからです。
社会人の約7割が友人作りを難しいと感じ、3割強は新しい友人が0人
ここまで読んで、まだ自分だけが取り残されている気がするなら、調査も置いておきます。TOKUGAWAの「社会人における友人に関する調査」は、2024年6月14日から15日にかけて、20代から50代の会社員男女332人へインターネット調査で行われたものです。
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 社会人になって友人を作るのが難しいと感じるか | 73.8%が「はい」 |
| 社会人になってから新たにできた友人 | 32.2%が「0人」 |
10人でランチに行ったら、そのうち3人が0人、というイメージです。週末の予定が洗濯だけなのは、性格の問題だけでは説明しきれません。消えたのは個人の明るさではなく、同じ人と何度か会う条件でした、という見方のほうが、数字ともつながります。TOKUGAWAの調査(2024年6月・20代〜50代会社員332人)では、73.8%が社会人になってから友人作りを難しいと感じ、32.2%が社会人になってから新しい友人が0人と回答しています(マイナビウーマン報道)。
この記事の次に読むと決めやすいもの
週末の予定が洗濯だけのとき、先に押さえる3点
「週末 予定 洗濯 だけ」で検索してきた場合、止まるのは会話力不足より、二度目に戻れる居場所を1つ持っていないことが多いです。ここまで読む前に、始め方の型だけ先にまとめます。
- 重い理由:土曜が洗濯だけのままだと、同じ人に何度か会える条件が揃わない
- 置き換え:性格を直すより、段取りが向こう側にある集まりを1つ先に予定に入れる
- 具体案:日付が決まっている会に1回申し込み、2回目に同じ顔が見えるかだけ確かめる
SNSの予定で焦る話はSNSの投稿を見て予定の無さに焦っていた話にまとめています。
よくある質問
週末の予定が洗濯だけなのは、自分の性格の問題ですか?
性格の問題ではありません。消えているのは明るさではなく、同じ人と何度か会える条件です。TOKUGAWAの調査では、社会人の73.8%が友人作りを難しいと感じており、32.2%が社会人になってから新しい友人が0人と回答しています(2024年6月調査・マイナビウーマン報道)。
もっと明るく話せれば、週末の空白は埋まりますか?
初対面で完璧に話すより、同じ人と何度か会える場所を1つ持つほうが先です。学校時代の友達も、会話力で作ったというより、同じ人と何度も会う条件が先にありました。詳しくはこちら(友達の作り方がわからないのは、一度も使ったことがないからでした)。
ひとりでイベントに行っても浮きませんか?
ひとりでの参加を歓迎しています。当日は公式LINEでやり取りしてから合流するので、輪に入りづらいときはその場で運営に一言、相談してください。
上京したばかりで、東京に土地勘がありません。
土地勘は要りません。集合場所と時間は申し込み後に案内があり、当日は公式LINEでやり取りしてから合流します。参加は20代の方であれば申し込めます。




