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東京の20代向けイベントコミュニティCoeliaのブログ記事カード。「同じ顔が二度写っている写真が 1枚もなかった」と大きく記している

Coelia代表の小幡十矛です。社会人1〜2年目のころ、金曜の夜の電車でスマホを開くのが少し怖い時期がありました。土曜日の予定が、洗濯だけだったからです。

Coelia代表・小幡十矛が、なぜCoeliaを作ったのかを書いています。なぜCoeliaを作ったのか

画面をつけると、同期や地元の友人のストーリーが並びます。知らない誰かとの集合写真、「今日最高でした」の文字。窓に映る自分は、来週の予定を1件も持っていない顔をしていました。この記事は、そのときの焦りの中身と、あとになって気づいた見落としの話です。

金曜の夜、同期のストーリーを見て、土曜の予定が洗濯だけだと気づいました

当時、平日はそれなりに忙しくしていました。仕事があって、同期がいて、1日の中に人と話す時間はきちんとありましたのです。足りないと感じたのは、その先でした。金曜の夜、電車で座ってスマホを開くと、誰かの土曜日がもう始まっています。

夜の自室のベッドで、スマホを持った手をおろして天井のほうを見ている若い社会人を描いた挿絵

知らない人との集合写真、初めて行ったお店の看板、「今日出会えてよかった」の一言。自分の予定表を開くと、土曜は洗濯、日曜はコンビニに行くだけ。予定というより、生活が2件だけ入っている状態でした。

焦っていたのは、予定が無いことそのものより、周りだけがもう先に進んでいる感覚でした。仕事はまだ覚えることばかりでしたが、それはそれで手応えがあったのに、会社の外に出た瞬間、自分だけ出遅れているように見えた。

仕事にも東京にも慣れてきたころ、動き方を変えてみた

焦っていた時期からしばらく経って、仕事にも東京の暮らしにも慣れてきた社会人3年目、やっと動いてみることにしました。このとき僕がやったことは、たぶんめずらしくありません。「今日出会えてよかった」に負けないくらい輝いて見える初対面の会を、検索して探しました。おしゃれな会場、知らない人ばかりの飲み会、SNSで見かけた交流イベント。

行ってみると、それなりに楽しい時間はありました。ただ、乾杯のあとに用意していた自己紹介ネタは、結局その日一度も出番が無いまま、コートのポケットの中で静かに眠ったままでした。話は弾んでも、話しかけるきっかけを自分で作る必要があって、気づけば端のほうで飲み物のラベルを読んでいる時間のほうが長かったのです。

帰り道、また同じことを思いました。次はもっと感じよく振る舞えるようになってから行きます。そう思っているうちに、行った会の数だけは増えていきました。増えなかったのは、二度目に行った会です。毎回はじめましてから始めて、毎回さようならで終わっていました。

見返して気づいたこと。同じ顔は、二度と並んでいなかった

ある晩、当時よく見ていたいくつかのアカウントを、さかのぼって見返したことがあります。最初は羨ましいから見ていたはずが、途中から違う見方に変わりました。「今日出会えてよかった」の集合写真、3枚、5枚、10枚と並べていくと、同じ顔が二度写っている写真が、1枚もありませんでした。

昼の机に並べた数枚の写真から、手が1枚を持ち上げてほかと見比べている様子を描いた挿絵

毎回、初めましての誰かと、初めましての一晩。焦りの元にしていたのは、関係が積み上がっている証拠だと思っていましたが、実際に写っていたのは初対面が途切れずに更新され続けている記録でした。投稿の頻度や華やかさは、そこにいた時間の楽しさは教えてくれても、その相手と来週も会うかどうかは、何も教えてくれません。

ここで前提が1つ崩れた。僕は投稿を関係の継続を映す鏡として見ていましたが、実際にはその日1回だけを切り取りました、いちばん良い瞬間の記録でした。比べていた相手が違ったのです。これは僕が見返した数十枚での話で、投稿する人の交友関係が実際にどうなのかまでは分かりません。分かったのは、投稿の見た目だけで決めていた自分の比べ方のほうでした。

やめたのは、輝いて見える会を探すことでした

気づいたあとにやめたのは、検索して知らない会へ飛び込むことでした。かわりに、同じ運営が続けて開いている会を1つだけ選んで、続けて行くことにしました。

輝いて見える会を探していた頃と、変えたあとの違い
見ていたもの探していた頃の自分の基準変えたあと
会を選ぶ基準写真映えしそうか・目新しいか同じ運営が、次の回も開いているか
その日の数え方何人と初めましてできたか前回も来ていた人が今日もいたか
比べる相手SNSで見た誰かの土曜日先週の自分の土曜日
帰り道の気分また出遅れたまた次の回があります

最初の1回は、正直あまり変わりませんでした。初めましての人ばかりで、また端のほうにいる時間もありました。変わったのは2回目です。前回いた人が、今回もいました。名前はまだ覚えていませんでしたが、「あ、また来てくれたんですね」と向こうから声をかけてもらえたのです。

3回目に、こちらから名前を呼んでみました。合っているか自信はありませんでしたが、合っていました。焦りの元にしていた投稿は、あいかわらず流れてきます。ただ、それを見て土曜の予定を組み直すことは、もう無くなりました。

焦っていたのは自分だけではありませんでした

この焦り方が自分だけの癖なら、ここで終わる話です。ただ調べてみると、同じ時期の20代に近い動きが見えました。クロス・マーケティングの「SNSに関する調査(2026年)意識編」は、2026年6月4日から5日にかけて、全国20〜69歳の男女3,000人へインターネットリサーチで行われたものです。

SNS利用に距離を置きたいと感じた経験(2026年6月・クロス調査)
回答者距離を置きたいと感じた経験がある割合
全体(よくある11%+ときどきある34%)45%
20代(同型の設問で日本経済新聞が報じた値)47.9%

20代の半数近くが、SNSから少し距離を置きたいと感じたことがあります(クロス・マーケティング「SNSに関する調査(2026年)意識編」、20代の割合は日本経済新聞が報じたもの)。同じ調査では、SNSに距離を置きたいと感じる場面として、20代では「他人の投稿を見て気持ちが疲れるとき」が28.6%、「見るのをやめたいのに見続けてしまうとき」が27.3%を挙げており(複数回答・日本経済新聞の報道による)、他人の投稿を見て気持ちが動く経験は、僕だけのものではなさそうでした。

この調査は同じ年代の傾向を見たもので、投稿している側の心のうちまでは測っていません。ただ、僕が見返したのも同じ20代のアカウントでした。焦りながら投稿を見ていた自分と、焦らせているつもりのない投稿をしていた相手は、同じ年代の中にいたことになります。

変えたのは自分ではなく、比べる相手のほうでした

最初にやりたかったのは、もっと感じよく振る舞えるようになることでした。実際に変わったのは、比べる相手です。

昼の机で、開いた手帳の前のページを押さえながら今週の枠を指している手元を描いた挿絵

いまも初対面の自己紹介は相変わらず苦手です。ただ、帰り道に開くスマホの中身は変わりました。誰かの土曜日ではなく、先週の自分の土曜日と比べるようになったからです。

「今日出会えてよかった」という投稿は、いまもたくさん流れてきます。それを見て焦らなくなったのは、自分に自信がついたからではありません。その1枚が教えてくれるのは、その日が良かったことまでで、来週のことは何も教えてくれませんと知ったからです。

同じ1日を友だちと並べて残すsetlog(セットログ)のようなアプリが広がったのも、たぶん近いところに理由があります。仕組みと、使うときに実際どこで詰まるのかは、setlog(セットログ)とは?1時間ごとの2秒が集めているものにまとめました。

この記事の次に読むと決めやすいもの

SNSの予定で焦るとき、先に押さえる3点

「SNS 予定 充実 焦る」で検索してきた場合、止まるのは友達が少ないからではなく、SNSの1枚と自分の週末を直接比べていることが多いです。ここまで読む前に、始め方の型だけ先にまとめます。

  • 重い理由:更新される投稿は関係の積み上がりではなく、その日の画面だけが残る
  • 置き換え:投稿の見せ方ではなく、来週の予定を先に1つ入れて待たない
  • 具体案:日付が先に決まっている小さな集まりに1回申し込み、画面の比較を1週間休む

同じ週末の探し方は週末ひとりで行ける東京のイベントの探し方にまとめています。

よくある質問

SNSで他人の投稿を見て焦るのは、おかしいことですか?

おかしいことではありません。クロス・マーケティング「SNSに関する調査(2026年)意識編」では20代の47.9%がSNS疲れ(距離を置きたいと感じた経験)があり(20代の割合は日本経済新聞の報道による)、「他人の投稿を見て気持ちが疲れるとき」も目立って挙がっています。同じ年代の中で、珍しい感覚ではありません。

焦りを消すには、SNSを見るのをやめたほうがいいですか?

見る量を減らす方法もありますが、Coeliaが勧めるのはそちらではなく、比べる相手を変えることです。デジタルデトックスの具体的なやり方は、こちらに書きました(デジタルデトックスのやり方7選)。

投稿が多い友人ほど、交友関係が広いのではないですか?

投稿の頻度や華やかさは、その日1回の楽しさを教えてくれますが、関係が続いているかどうかは教えてくれません。私自身、自分の焦りの正体を、この2つを混ぜて読んでいたことに見つけました。

初対面の会に行っても、結局二度目に行けません。

初対面の会自体が悪いわけではありません。ただ、毎回ちがう会を探し続けると、いつまでも初めましてから始まります。同じ運営が続けて開いている会を1つ選ぶと、二度目に行くかどうかを決めるとき、迷う材料が減ります。

上京したばかりで、東京に土地勘がありません。

土地勘は要りません。集合場所と時間は申し込み後に案内があり、当日は公式LINEでやり取りしてから合流します。参加は20代の方であれば申し込めます。

ひとりで行っても浮きませんか?

ひとりでの参加を歓迎しています。当日は公式LINEでやり取りしてから合流するので、輪に入りづらいときはその場で運営に一言、相談してください。

同期と比べて焦る場合も、同じ考え方でいいですか?

同期との比較には、職場という別の事情が絡むことが多いため、ここではSNS上の他人の予定との比較にしぼっています。

比べる相手を、先週の自分に変えます

投稿の華やかさで自分を測るのをやめると、次に要るのは先週の自分と比べられる場所です。Coeliaは20代限定・ひとり参加歓迎で、ダーツ、スポーツ、飲み会、もくもく会と入口が分かれています。運営が同席していて、輪に入りづらいときはその場で相談できます。一緒に楽しみましょう!

まずは見るだけで大丈夫です。イベント一覧を開けば、いつどこで何が開かれているかを自分で確かめられます。

Coelia公式LINEを追加して、次の回について聞いてみます

友だち追加のあとに届くイベント診断(全3問・目安30秒)に答えると、コエリアガチャのチケットを10枚受け取れます。イベント参加費の割引クーポンなどが当たります。 チケットの有効期限と使い方を見る

はじめましてが、久しぶりになるまで。

記事から、次の実践へ

現在申し込めるイベント

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もっと成長したい20代へ

参加するだけでなく、一緒に企画する側へ

役職を待たず、小さなチームで目的を決め、仲間の話を聞き、役割を持つ。若手がチームづくりを始める5ステップを、Coeliaの実践からまとめました。

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